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モンテッソーリ・シュタイナー・イエナプラン教育など7大教育法を比較!

最近よく聞く、いろいろなカタカナ文字の教育法。

なんか良さそう、とは思うものの、詳しくはよく分からないという人も多いのではと思います。

今日は、世界7大教育法と呼ばれるものをまとめてみますね!

まずはこちら。

モンテッソーリ教育

シュタイナー教育

イエナプラン教育

レッジョ・エミリア教育

ドルトンプラン教育

フレネ教育

サドベリー教育

知名度の高いものからいきますと、

モンテッソーリ教育

こちらは日本でも有名ですね。現在は世界110以上の国にモンテッソーリ実践園が存在していると言われていて、アメリカの元大統領バラク・オバマや、マイクロソフト創設者のビル・ゲイツ、将棋棋士の藤井聡太さんもモンテッソーリ教育を受けていたことで知られています。

医師であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した「子どもには自分で自分を育てる力がある」という理念のもとに、子どもの成長の「敏感期」に子ども達自身が様々な心身の力を伸ばすために必要な「環境」を周囲の大人が整えることが重要と考えられています。

我が家の長男も1歳からモンテッソーリ保育園に通っていましたが、「お仕事」と呼ばれるいろいろな教具があり、糸にビーズを通すとか、形の違うブロックを積み重ねる、などに小さな子どもが黙々と取り組んでいたことを思い出します。

ただ、日本ではモンテッソーリ教育は主に幼稚園や保育園で取り入れられることが多く、小学校以上では認可外の小学校に通わない限りはモンテッソーリ教育を受けることは難しそうです。

シュタイナー教育

オーストリア出身の哲学者ルドルフ・シュタイナーが考案した教育法であり、世界60数カ国に1,000校を超えるシュタイナー学校が存在するそうです。

こちらも日本では1970年代頃から子どもの個性と主体性を重視した教育ということで取り入れられ始めました。

自然体験芸術活動を多く取り入れており、0~7歳は身体、7~14歳は心、14歳~21歳は頭を育てる時期というように、7年周期で子供の成長を捉えているのが特徴です。

現在日本では、シュタイナー教育を取り入れたフリースクールが多く存在しており、文科省の認可を受けた学校も2校のみあるようです。

こちらも日本ではまだまだオルタナティブ教育の一つ、として受け入れられているようですね。

イエナプラン教育

ドイツ発祥であり、オランダで広まった教育法です。

子どもの個性や自発的な学びを大切にしているという点では他教育法と似ていますが、異年齢構成のクラスでサークル対話を多く行うことや、他者と協力し共生できる社会人を育てるという理念が特徴的です。

現在日本では公立と私立それぞれ2校の小学校がイエナプラン教育を実施しています。

レッジョ・エミリア教育

イタリアの都市レッジョ・エミリアで発祥した教育法です。日本では1990年代以降知られるようになりました。モンテッソーリやシュタイナー教育に比べると、まだあまり知られていないかもしれません。

教育理念は、100人の子どもがいれば、100通りの個性や表現方法がある、というもので、自ら学び、考えて行動できる力を育むことを重視しています。

1年など長期のプロジェクト活動を行って、協調性や自発性をはぐくんだり、ドキュメンテーションという手法で、子ども達の活動や成長を写真や動画などに残して振り返りに活用することなどが特徴です。

ドルトンプラン教育

100年前にアメリカの教育家ヘレン・パーカストが提唱した教育法です。子ども主体の学びを重視しており、自由と協働という2つの原理を理念としています。

ハウス・アサインメント・ラボラトリーという3つの柱で教育を行っていきます。

ハウス:異年齢がともに学べる環境

アサインメント:生徒1人1人に対し課題解決型の学習プランを作成する

ラボ:専門性の高い学習を追求できる環境

日本では、現在東京と名古屋の2校の私立中学・高校でドルトンプラン教育を実施しています。

フレネ教育

約80年前に南フランスで始められた教育法です。日本ではほとんど知られていませんが、モンテッソーリ教育やレッジョ・エミリア教育にも影響を与えたと言われています。

子ども達の作文を教材にすることや、対話を促すことなどで生徒の自由な表現力を育みます。

現在日本でフレネ教育を取り入れているのは、フリースクール他、幼稚園・保育園となっています。

サドベリー教育

1960年代にアメリカのサドベリー・バレー・スクールで発祥した教育法です。

子どもの主体性を最も重視しており、学校のルールも子ども達が決め、時間割や授業、学年、クラス、教員という概念すらもないことが特徴です。

日本では主にフリースクールのみで取り入れられています。

どうでしたか?良く聞くものと、知らなかったものがありましたか?

私も記事を書いていて、子どもの自主性や個性を尊重する、という点では全ての教育法で共通しているようにも感じました。

子どもの個性を無視した画一的な詰込み型教育への反発と、先の見えない不確実な時代において、子ども達が自分自身で考え、問題解決をしていけるようにという思いが込められているのかもしれませんね!

今後それぞれの教育法を実践している学校の取材もしていきたいと思っていますので、またレポートしますね。

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この記事を書いた人

グローバルアントレプレナーシップ教育スクールTomoni代表
海外大学卒、元外資系2児のママ、TCS認定コーチ
興味:教育全般、自然の中でリラックス、文章を書くこと、音楽

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