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前向きな子どもになる楽観性の育み方

子どもの発言がいつも後ろ向き。

「え~やりたくない。」「つまらなそう。」「どうせ私なんて。」

そんな言葉が気になっていたりしませんか?

小学校高学年から中学生にかけて思春期に差し掛かると、どうしても自己肯定感は下がっていくと言われています。

成長の段階として仕方ないという考えもありますが、そのまま大人になってしまうのは心配ですよね。

多少波があったとしても、基本的には前向き・ポジティブ・やる気の高い子を育てるには何が必要でしょうか?

成功する子が持つ7つの資質の1つ、楽観性

ポジティブ心理学の第一人者と言われている、Peterson & Seligman博士の2人が開発した「人格的な24の強みのリスト」とその診断ツールがあります。診断が気になる方はこちら:https://www.viacharacter.org/ 

24の強みが気になる方はこちら(https://via-assets.global.ssl.fastly.net/76d1ea39-a4eb-4270-b9dc-899653415f8f/assets/VIAClassificationJapanese%2012_1_2021.pdf

この24の強みをベースに、全米250校で12万人の子どもが学ぶチャータースクールKIPPの創設者Dave Levin氏と、NYの名門私立Riverdale country School校長Randolph氏とが、成功する子を育てるための7つのキャラクター(資質)を設定しています。

その7つとは、

Grit       やり抜く力
Zest       熱意
Self-Control    自制心
Optimism     楽観性
Gratitude     感謝
Social Intelligence 社会的知性
Curiosity     好奇心

です。そして、この中に含まれているポジティブ・前向きに生きるために欠かせない資質が、

「Optimism 楽観性」になります。

ではどうしたら楽観的な性格になれるの?ということですよね。

悲観的・楽観的な人とはどんな人か?

実は悲観的・楽観的な人には、決まった考え方のパターンがあります。

例えば、コロナウイルスが世界中で大流行したこの数年間は、誰もが前向きに考えるなんて無理!

と思えるほど影響を受けましたよね。そんな時に、悲観的な人だと、

コロナウイルスの大流行という自分ではどうしようもないことが起こって(外的要因)             

こんな状況がいつ終わるかも分からない(ずっと続く)

だからこれから先も世界が良くなることはないだろう(全体的)

と考えます。対して楽観的な人は、

コロナウイルスの大流行ということが起こったけれど(外的要因)

まあでも、長くても数年のうちには収まるだろうし(一時的)

この期間だけ持ちこたえれば大丈夫だろう(局所的)

という風に前向きに考えるんです。また、良いことも同じく、悲観的な人は、

例えば仕事がうまくいった!という時に、

たまたま運が良かったんだろう(外的)

次はきっとうまくいかないかもしれないし(一時的)

今回だけの結果なら大したことない(局所的)

対して楽観的な人は、

努力した甲斐があってうまくいった!(内的要因)

今度も頑張ればうまくいくだろう(ずっと続く)

今回の結果が今後にも良い影響を与えるだろう(全体的)

ということで、同じ出来事でも、捉え方によって全く異なりますよね!

この、

外的要因 か 内的要因か

ずっと続く か 一時的か

全体的 か 局所的か

によって、悲観的になるか、楽観的になるか、が決まっているというのが、冒頭でお話したSeligman博士の考えです。

個人的にはすごく分かりやすい!と思いました。

悲観的な子どもの考え方を楽観的に変えるためには

いよいよここからが本題です。

では、親や先生は、子どもが楽観的・前向きに考えられるように、どうサポートすればよいでしょうか?

例えば、子どもがテストで良い点を取って来た!という時に、

しっかり勉強していたもんね(内的要因)

着実に力になっていくね(ずっと続く)

他のことも、努力すればきっとできるよね(全体的)

と声かけしていくと良いかもしれませんし、

テストの点が悪かった!と落ち込んでいる時は逆に、

今回の問題は難しかったのかもしれないよね(外的要因)

前回はよくできていたんだし(一時的)

今回間違えたところだけやり直ししておけば次は大丈夫だよ(局所的)

と声をかけることが有効かもしれませんね!

こんな風に、悲観的に考えがちな子どもの考えを、楽観的に書き替えてあげるような声かけができていくと良いと思いました☆

これは、親の考え方がどっちの傾向があるか、も確かめてみる必要がありますよね。

親が悲観的な考え方や話し方をいつもしているのに、子どもだけ楽観的になる、ということはあまり考えられないですよね?

家族全体で、ぜひ振り返ってみて下さいね♩

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この記事を書いた人

グローバルアントレプレナーシップ教育スクールTomoni代表
海外大学卒、元外資系2児のママ、TCS認定コーチ
興味:教育全般、自然の中でリラックス、文章を書くこと、音楽

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